【とよしまベーカリー】地元に愛された老舗パン屋|ほっこりした気分になれるパンが素敵|大田区 大森

とよしまベーカリー アイキャッチ画像 大田区で散歩
大田区で散歩蒲田・大森エリア
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こんにちは。『ぽかぽか まわり道』のぺろみ (@pokapoka_peromi) です。


さて今回は、大森駅から徒歩数分の場所にある老舗パン屋【とよしまベーカリー】へと行ってきました。
昭和の面影が残る、あたたかい雰囲気のパン屋さんです。

この記事では

・お店での体験をショートエッセイにしています(情報のみ知りたい方は目次からスキップできます)
・メニューや感想などを紹介しています

ぜひ最後までご覧ください。

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エッセイ

「いつまでも変わらずそこに在り続けてほしい」と願わずにはいられない店というのが、街中にはいくつもある。
大森の商店街を抜けたところにあるパン屋も、そのひとつだ。

創業は昭和14年。「とよしまベーカリー」は、時の流れをそっと閉じ込めたような店だ。
入口をくぐると、焼きたてのパンの香りといっしょに、重ねてきた日々の穏やかな温もりが静かに迎えてくれる。

棚をぐるりと見渡すと、どこか懐かしい風貌のパンたちが所狭しと並んでいる。
ふと横に目をやると、使われていない棚の上に、商品名のカードが無造作にこんもりと積みあがっていた。
その多さに思わず息をのむ。

創業からこれまで、いったいどれだけのパンが生み出されてきたのだろう。
何度も足を運ぶ近所の方たちに、選ぶ楽しみを届け続けるためなのだろうか。
その努力は、決してたやすいものではないはずだ。

店の歴史が長くなるほど、このパンを子どもの頃から食べ続けてきた方も多いのだろう。
昔からの思い出の場所が暮らしのそばにあるというのは、心をそっと支えてくれるものなんだろうなと思う。
そう思うと、胸の奥がほんのりと温かくなる一方で、どこか少しだけ羨ましくもなる。

私が子どもの頃、祖母に手を引かれて通ったあの店たちは、気づけばいつの間にか姿を消してしまっていた。
あの頃の景色だけが、今も静かに胸の中に残っている。

ノスタルジックな気持ちになりながら、選んだパンを抱きしめて店を出た。

子どもの頃、よく買ってもらっていた黒糖パン。
ほんのりとした甘味と、シンプルなコッペパンには感じられないほろ苦さ。そこに甘いジャムを塗って食べるのが大好きだった。

寒空の下で頬張ると、なぜか胸の奥がじんわり温かくなる。あの頃に感じた切なさや孤独、それと同じくらいに感じた愛や喜び。


あの時代を憎む気持ちが湧くこともある。
でも、あの時間があったからこそ、今の私がここにいるのだと思う。

そんな遠い日の記憶を、「とよしまベーカリー」にそっと思い出させてもらった。

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長い歴史を持つ「とよしまベーカリー」

とよしまベーカリー 看板

昭和14年(1939年)創業の老舗店「とよしまベーカリー」は、大森の地で地元の方々に愛され続ける小さなパン屋さん。
やさしい価格設定で、昔ながらのどこか懐かしいパンが楽しめるのが魅力的です。

朝の6:30から営業しているので、朝ごはんにとよしまベーカリーのパンを購入する方も多いのだとか。

お店があるのは、大森駅から商店街ミルパ方面に歩いて3分ほどの場所。
以前このブログでもご紹介した「珈琲亭ルアン」のお向かいです。

ルアンと合わせてここ一角はレトロな雰囲気で、落ち着いた空気が流れています。
周りの景色が変わっても、この場所だけは子どもの頃からずっと変わらない風景として心に残っている方もいるのでしょうね。

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店内にはどこか懐かしいパンが並ぶ

どれもリーズナブルで良心的な価格

とよしまベーカリー 店内商品1

菓子パンや総菜パンのほか、サンドイッチなどのパンが並んでいます。
昔はどこのパン屋さんでも買えたのに、今は取り扱う店が少なくなってしまった原宿ドックの姿も…!!

商品名が手書きなのも、懐かしい感じがしていいですよね。

とよしまベーカリー 店内商品2
大好きなドレンチェリーがのったクリームパンもある!子どもの頃、このパンの上の赤い宝石に目をキラキラさせていました

そして、特筆すべきはその安さ。
令和の時代だというのに、100円前後の商品がたくさんあります。

懐かしい佇まいのパンたちは、見ているだけで心が和みますね。

ちょうどお昼時にお店に入ったのですが、近隣で働いているであろうサラリーマンや、主婦の方、小さな子連れのお母さんなど、幅広い年齢層の方たちが来店していました。
近隣の方たちに愛されているお店なんでしょうね。

とよしまベーカリー レシート

支払いは現金のみです。

レシートに書かれた店名がかわいくて思わずパシャリ!
こういう小さな可愛いポイントを見つけると、心がポカポカします^^

購入したパンはこちら

購入したパンを持って、近くの公園で食べました。

黒ごまのあんぱん 120円

とよしまベーカリー 黒ゴマあんぱん

ふわふわと柔らかいパンの中に、黒ゴマを使ったあんこが入っています。

とよしまベーカリー 黒ゴマあんぱん2

表面にはゴマとスライスアーモンドのトッピングが。
帽子パンの上の部分のクッキー生地がところどころにかけられているのもお楽しみ感があって嬉しかったです。

とよしまベーカリー 黒ゴマあんぱん アップの写真

このほんのりと甘い生地が美味しいんですよねぇ^^
中のあんこも香ばしく、優しい甘さで美味しかったです。

黒糖パン バタークリームとブルーベリージャム 140円

とよしまベーカリー 黒糖パン1

黒糖のコッペパンの中にたっぷりのバタークリーム。
真ん中にはブルーベリーのジャムが載せられています。

黒糖パン特有の、優しくてほろ苦い甘さが楽しめました。
学校給食の黒糖パンを思い出してノスタルジックな気持ちになりますね。
黒糖パン、大好きだったなぁ

とよしまベーカリー 黒糖パン2

バタークリームは軽めな仕上がりで、パクパクいただくことができました。
ふんわりしていて舌の上でとろける濃厚な甘さが良かったです。

今の時代なかなかバタークリームを食べる機会が少ないので、バタークリームを見かけると嬉しくてつい買ってしまいます。笑
生クリームもいいですが、昔ながらのドッシリしたクリームが大好きなんですよね。

とよしまベーカリー 黒糖パン クリームとジャムのアップ写真

ブルーベリージャムが、これまた良いアクセントになっていました。

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おすすめポイントまとめ

とよしまベーカリー 外観

・昭和14年創業の老舗ベーカリーショップ
・やさしい価格帯で昔ながらのパンが楽しめる
・近隣の方々に愛される人気店
・早朝(朝6:30)から営業している

いつまでも営業を続けて欲しい素敵なパン屋さんでした。
お近くにお越しの際には、ぜひ足を運んでみてください。

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店舗詳細

■マップ

【店舗名】とよしまベーカリー
【住所】東京都大田区大森北1丁目35−5
【アクセス】大森駅から徒歩約3分
【電話】03-3761-1471
【営業時間】6:30-18:45
【定休日】土日祝
【支払い方法】現金のみ
【駐輪場】無
【イートインスペース】無

※店舗情報・価格などは執筆時点でのものです。あらかじめご了承くださいませ。


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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。

また次回の更新でお会いできると嬉しいです!

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