こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
今回は東京都大田区 大森にある【インド宮廷料理 Mashal(マシャール)】さんで、身体も心も温まる豪華なインド料理ランチをいただいてきました。
料理のレベルが本当に高くて、今まで食べてきたインド料理の中でもトップクラスの美味しさ。感動的な体験をしてきました。
今回もショートエッセイと共にお届けします。(ご不要な方は目次から読みたいところへ飛べます。)
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
エッセイ
「商業施設に入ったレストランで心底感動できる店などあるのだろうか。」なんて、舐めた態度をとっていた自分を本当に殴ってやりたいと思った。
サグ(ほうれん草)のカレーが好きで、インドカレー屋に行くときは決まってサグを選ぶのだが、ここまで感動したのはマシャールが初めてかもしれない。
マシャールのカレーは『パーラクパニール』といって、動物系のブイヨンを使用しないインドのベジタブル料理の代表格のひとつだ。
混じりけのないほうれん草のまろやかな甘味やコクをとことん感じられるシンプルな料理なのだが、ありえないほどの優しい旨味がその一皿に詰まっていた。
野菜だけでここまでの奥深い旨味が感じられるのは、やはりスパイスの効果なのだろう。
でも、スパイスを扱うのは本当に難しい。
しかしここのパーラクパニールは、全てのバランスが美しく取られている。
シンプルな味わいなのに、舌の上で転がすとほうれん草の甘味が広がった後に、深いコクとやわらかい香りが後を追いかけてくる。
なんなんだ、この重厚感は。
一瞬、自分はマハラジャなのではないかと勘違いしてしまうほどの旨味。
シェフのスパイスマジックに脱帽だ。
鮮やかな見た目に、シンプルな滋味深いあじわいのチーズが乗せられたその姿に一目で恋に落ちたが、その感覚は間違ってはいなかった。
濃厚なのに胃が全く重たくならず、旨味が身体の隅々まで染みわたる感覚を久しぶりに味わった。
インド料理では初めての経験だ。
食後には怖気付かずにたっぷりの砂糖を入れられたあまーいチャイをいただいた。
身体も心も元気になる味でなんだか涙がこぼれそうになった。
「温かい料理」は生きる活力だ。
料理はもちろんだが、接客もとてもよかった。心がずっとじんわりと温かな時間を過ごすことができた。
あの空間にあまりにも感動してしまったので、きっとまた近いうちに私はマシャールへと足を運ぶだろう。
マシャールについて
【インド宮廷料理 Mashal(マシャール)】は数々のレストランやホテルで腕を振るってきた日本インド料理の第一人者、モハメド・フセインさんが本格的なインド料理を提供する、インド宮廷料理店です。
2022年7月、大田区 大森にオープンしました。
インド料理=ナンと共に食べるカレーを想像する方も多いかと思いますが、マシャールはそれだけではなく、本当に幅広いメニューを取り揃えています。
そして、その想像するどこのインド料理店にもあるカレーが、びっくりするほど美味しいのです。
宮廷料理と聞くとなんだか敷居が高そうに感じますが、価格帯も比較的リーズナブル。特にランチタイムでは本格的なメニューを気軽にいただくことができます。
食事をいただけるだけではなく、定期的に料理教室やイベントを行ってインド料理や文化を伝承しているのもマシャールの魅力。
メディアへの露出頻度も高い、多くの方々に愛される素敵なお店です。
アクセス
マシャールがあるのは、大森の商業施設【LUZ大森】の3階。
京浜東北線大森駅を出て、徒歩で3分ほどで到着します。
店内の雰囲気
お店はガラス張りになっていて中の様子が伺えるようになっているので、入りやすい印象を受けました。
席数は52席ほど用意されていて、かなり広々としています。
グリーンのテーブルクロスが爽やかな印象を与えてくれます。
インテリアや色遣いが高級感を感じさせながらも、馴染みやすい雰囲気になっているので、気軽に且つ落ち着いて食事をすることができました。
テーブルの上に飾られていたブルーのトルコランプがすごく神秘的な色合いで可愛かった…!
メニュー(ランチタイム)
私たち夫婦は今回ランチタイムに足を運んできました。
以下、ランチのメニューです。
ナンは追加料金で種類の変更が可能。
日本米、バスマティライスへの変更は無料でできます。
本日の野菜カレーは日替わりで、行ってからのお楽しみ。
+100円でスペシャルカレーも選択でき、この日は『ダールマクニ―』という、高級感のある豆のカレーが選択できました。
ドリンクはソフトドリンクのほか、アルコールメニューもありました。
スパイスを使用したカクテルが個人的に気になる。
ランチセットにドリンクは含まれていないので、ドリンクが欲しい場合はドリンクメニューから選択するか、+200円でお得なセットドリンクを注文することもできます。
通常のランチセットよりもボリュームが控えめなミニランチプレートもありました。
実際に食べたもの
私はカレーが1種のAランチを、夫はカレー2種にチキンティッカとシークカバーブがついたBランチを注文することに。
Aランチ パーラクパニール(¥1,078)
カレーはほうれん草とチーズのカレー『パーラクパニール』を選びました。
カレーの他、スープ、ナン、サラダ、玉ねぎのアチャール、パーパド(豆のおせんべい)、デザートがついてきます。
まずは、スープが運ばれてきました。
スープは野菜とチキンのクリアスープでした。
まろやかでクリーミーな優しい甘味がギュッと詰め込まれたスープで、最後にスパイスの香りがほんのりと口の中に残ります。
程よい塩加減で、いい具合に食欲を刺激してくれます。
これが一番スタンダードなセットなのですが、かなりのボリューム感です。
パーパドが大好きなので、セットについてきてくれるのが地味に嬉しい。
パリパリの素朴な薄焼きせんべいのような感じで、どこか日本人にもなじみ深い味わいがします。
パーラクパニールはほうれん草の鮮やかな色合いが美しく、上にはチーズとフレッシュトマトが乗せられています。
動物ブイヨンを使用していないのに、濃厚でコクがあり、ほうれん草の甘味と旨味を堪能できるクリーミーなカレーです。
チーズはカッテージチーズのようなサッパリとしたチーズで、やさしいミルク感を感じます。
このカレーが本当に美味しくて、食べ終わってすぐに「また食べたい…。」と、うわ言のように呟いてしまうほど。
これを書いている間にも恋しくなってきてしまいました!早く食べに行きたい!
デザートは、ヨーグルトにマンゴーソースとバジルシードが入ったさっぱりとした一品。口の中をリセットしてくれます。
個人的に玉ねぎのアチャールがかなり辛くて、舌がひりひりしたのをデザートが救ってくれました!笑
Bランチ スパイシーチキン+マトンコールマー(¥1,650)
夫はBランチを注文。
カレーは『スパイシーチキン』と、『マトンコールマー』を選んでいました。
Bランチには、Aランチに加えて、チキンティッカとシークカバーブがついてきます。
チキンティッカは骨が無いタンドリーチキンのこと。
香ばしく焼き上げられているのに、肉のジューシー感が損なわれていない一品。
シークカバーブとは串にひき肉を巻いて作るソーセージのようなものなのですが、ここのお肉はマトンが使用されています。
マトンの独特な臭みは感じず、爽やかなスパイスと共に焼き上げられた上質なソーセージでした。
どちらもピリリと刺激的なカレーをチョイスした夫。
「色合いも似ているから、写真では伝わりにくいね。」と笑っておりました。
どちらも一口ずつもらったのですが、刺激的なのにふくよかな甘みを感じたり、お肉の旨味をぶわっと感じたり、味が途中で様変わりする姿に頭の中がびっくりします。
「え、同じ皿のものを食べているんだよね…?」と。
マトンコールマーはお肉がゴロゴロ入っていて食べ応えもすごかったです。
ランチセットドリンク チャーエ(¥200)
ドリンクはランチセットドリンクの中からチャーエ(チャイ)を注文。
たっぷりとお砂糖が入ったチャイは、飲むと本当に心の底まで元気になりますね。
程よいスパイス感が、身体をやさしく包んでくれるような一杯でした。
店舗詳細
【インド宮廷料理 Mashal(マシャール)】の店舗詳細は以下の通りです。
【店舗名】インド宮廷料理 Mashal(マシャール) |
【住所】東京都大田区大森北1-10-14 LUZ大森3F |
【電話】03-6450-0177 |
【営業時間】11:00-14:30L.O(土・日・祝は16:30L.O)、17:00-21:00L.O |
【定休日】火曜 |
【支払い方法】現金、カード、交通系IC、(※大田区デジタル商品券利用可能) |
【駐輪場】LUZ大森の地下にあり |
【公式情報】公式HP|Instagram |
まとめ
ディナーは、また料理の幅が広がるようなので今度はディナータイムにも行ってみたいと思います。
料理教室も気になる…!
テイクアウトやウーバーイーツなどの利用もできるので、皆様もぜひシェフの魔法のような料理を堪能してみてください!
私もまた近いうちに行こうと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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