こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
上野の老舗あんみつ屋【みはし】。
都内で美味しいあんみつを食べたい!と調べるたびに必ずおすすめされるお店で、ずっと行きたいと思い続けていました。
少し前のブログで国立科学博物館の特別展『鳥展』へ行ったことを書いたのですが、その時にようやく念願叶って【みはし 上野本店】に足を運ぶことができました。
以下、その様子をショートエッセイとたっぷりの写真と共にお届けします。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
▼国立科学博物館『鳥展』の様子はこちらから。
エッセイ
東京であんみつを食べるのなら「みはし」で。と散々耳にしてきた。
もう東京に住み出して10年が経とうとしているが、30歳にして初めてみはしへと訪れた。
おやつの時間を過ぎても待ち列ができていて、さすがに有名店は違うなぁ。と思わされたが、回転率が早く、意外とスムーズに入店することができた。
まずそこで、訪れる人々のあんみつへの高い注力に感動した。
メニューはあんみつの他、ぜんざいやところてんなど老舗ながらのラインナップ。
季節メニューも豊富だ。
そして、心踊らされるのが豊富なトッピングの数々。
この日は今年初の寒空だったのだが、よく張って杏クリームあんみつに小倉アイスをトッピングした。食い意地に気温なんて関係ないのだ!
目の前に運ばれてきたのは、その一皿がもう芸術作品と言っても過言ではないほど理想的に美しいあんみつだった。
スッキリした甘さのあんこ。蜜はサラリとしていて口馴染みよく、寒天はもう極上品の歯触り。
正直、寒天をそこまで感心するほど美味しいと思ったことは無かったのだが、ここのは別物だ。
スッと歯が入るのに綺麗に形を保っていて、遠くの方から確かに自分は海のものなんだよ…。と優しい主張をしてくる。
杏のキュンとした酸っぱさとアイスの優しい甘味がマッチして、最高の一皿だった。
私たちが席を立つ頃、常連だと思われるマダムが1人でおやつの時間を過ごしにやってきた。席につくなり、
「もう決まっているの。白玉あんみつに、こしあんをトッピングで。」
あんこダブルだ。日本の良き物をここぞとばかりに味わう楽しみ方に、注文を聞いていてにんまりしてしまった。
何度もみはしに通い、ベストな楽しみ方を身につけたマダムは美しかった。
自分好みを永久に追求したくなる「みはし」の楽しさよ。
これは通いたくなる気持ちが分かるし、先人たちが「みはしであんみつを食べろ。」と強く言う気持ちが分かる。
みはしについて
【みはし】は上野に本店を構える老舗あんみつ屋です。
昭和23年に創業。まだ戦後の混乱が残っている時期に誕生しました。
当時はまだ小豆や砂糖が貴重で入手困難だったため、多くの人々がみはしへと足を運び、甘いあんみつやお汁粉を楽しんだんだとか。
長い時間が経っても変わらず、今も上野という場所で多くの方たちを甘味で笑顔にしています。
店舗は東京 上野を中心に、全部で9店舗展開されています。
唯一の都外の店舗は千葉県 船橋にあります。
今回は、上野本店へ行ってきたので、そちらの店舗の詳細をご紹介していきます。
上野本店 アクセス・外観
■マップ
上野駅 不忍口から歩いて5分しないところにお店があります。
上野公園の交差点のすぐそばなので、アクセスは抜群に良いです。
観光ついでに気軽に立ち寄れるのもいいですよね。
店頭では持ち帰り用のあんみつ等を販売しているので、すぐに「ここがみはしだ。」と分かるはずです。
店内の雰囲気や待ち時間
本店は1階と2階にイートインスペースがあり、座席数は70席あります。
店内は落ち着いた雰囲気でどこか懐かしくホッと一息つける空間です。
この日は平日の16時ごろに足を運んだのですが、待ちは3組ほどいらっしゃいました。
それでも、食事が終わるとスマートに退店される方が多いため、5分も待たずに席に案内してもらうことができました。
提供スピードも速いので、一見混んでいてもそこまで待たずに案内してもらえるかと思います。
ただし、人気なお店ですので土日祝日はある程度の混雑は覚悟しておきましょう。
メニュー
あんみつだけでもメニュー数が多く、どれにしようか迷ってしまいます。
追加でトッピングも付けられるので、選択肢は山のようにあります!
甘味の他、軽食の用意もあります。
お土産も店舗内で注文でき、食べている間に準備をしてくれます。
上野らしく、パンダの保冷バッグの用意もあるようです。
季節のメニューも様々。
あったかメニューがどれも本当に美味しそうでした。胃袋一つじゃ足りないよ…!
これが「味のシンフォニー」と呼ばれるあんみつ…!
私は杏クリームあんみつ(¥890)に小倉アイス(¥140)をトッピング。
夫は白玉クリームあんみつ(¥890)に抹茶アイス(¥140)をトッピングしたものを注文しました。
この日は結構冷え込んでいたのに、二人ともアイスダブル…!
食欲には叶いません。笑
温かいお茶をいただきながら待っていると、すぐにあんみつが運ばれてきました。
杏クリームあんみつ(¥890)+小倉アイス(¥140)
みはしは、あんみつのことをあん、蜜、寒天、赤えんどう、求肥、みかんのシンフォニーだと表現しています。
いや、そう言いたくなるのも分かるほどのバランスの良さです。本当にどれが欠けてもダメ。
全てがそれぞれの良さを強調して美しい音色を奏でています。
特に、感動したのが寒天。
綺麗な正方形の凛々しい寒天は、スッと歯が入り優しく口の中で解けていきます。
あんも蜜もサッパリしていて、くどい甘さは一切感じられず、素材の良さを活かした温かい甘さが引き立っていました。
そこに加わるキュンッと酸っぱい杏がこれまたいいアクセントに。もう本当に最高。
トッピングで追加した小倉アイスは、小豆の粒が程よく残っていて食べ応えもあり、小豆本来の味を大事にしたアイスだということがひしひしと伝わるアイスです。
優しい甘さに思わず微笑んでしまう美味しさでした。
白玉クリームあんみつ(¥890)+抹茶アイス(¥140)
夫が頼んだ白玉クリームあんみつも美味しそうでした。
お互いの杏と白玉を一つづつ交換したのですが、つるっともっちりとした白玉は食べ応え満点で、いつまでも噛んでいたくなる幸せの形でした。
抹茶アイスも濃くてとても美味しかったです!
これは本当に色々な組み合わせを試してみたくなる!
リピーターや熱狂的なファンが多いお店だとよく聞いていましたが、何度も通ってしまうのがよく分かります。
レギュラーメニューに加えて、季節限定のメニューもあるんだから、何度通っても飽きないですね。
私もまた早く食べに行きたいです!
店舗詳細
今回訪れた【みはし 上野本店】の店舗詳細は以下の通りです。
【店舗名】みはし 上野本店 |
【住所】〒110-0005 東京都台東区上野4丁目9-7 |
【電話】03-3831-0384 |
【営業時間】10:30~21:00(L.O. 20:30) |
【定休日】不定休 |
【支払い方法】 |
【駐車場】無 |
【イートインスペース】有 座席数70席 |
【公式情報】公式HP|X(Twitter) |
まとめ
多くの人を虜にする、老舗のあんみつ屋【みはし】
上野公園からのアクセスも良いので、ぜひ観光・お散歩ついでに立ち寄ってほしいお店です。
上野には本店を含め全部で4つの店舗があるので、混雑状況を見ながら立ち寄りやすい店舗に足を運んでみてください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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