こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
さっそくですが、皆さんは『本物の大福』を食べたことはありますか?
きっと大福が好きな日本人は多いと思いますが、本物の大福を食べたことがある人は少ないのではないのでしょうか。
本日は、本物の大福がいただける東京都大田区 蒲田の老舗和菓子店【志ら井】さんにお邪魔してきました。
看板に掲げている『本物の大福』とはいったい何なのか…。
今回もショートエッセイと共にお送りします。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
エッセイ
『本物の大福』
そう堂々と書かれた看板がいつも店の前を通るたびに気になっていた。
本物の大福とはいったい何なのか。このお店の大福が本物なのだとしたら、私が今まで食べてきた数多くの大福たちはいったい何だったのか。
とうとう勇気を出してお店の暖簾をくぐることにした。
店内には大福の他にも、季節の和菓子やお団子が並んでいた。
大福と一緒につややかなみたらし団子を買って帰ることに。
わくわくした気持ちで包み紙を開くと、団子の香ばしいかおりが立ちこめる。
小ぶりなお団子はしっかり目に焼かれていて、焼き目の香ばしさと塩味が強い蜜がよいハーモニーをかもし出す。あっという間に平らげてしまい、一本しか買わなかったことを後悔した。
そして、いよいよ本物の大福とのご対面。
サッパリしてくどくない甘さの餡子。これはいくらでも食べられてしまいそうだ。
自家製の米粉から作られているというお餅は、歯切れがよく、噛みしめると餡子に負けないお米の甘さがしっかりと感じられる。
これが本物の旨味か…。
今まで食べた数々の思い出に残る大福たちが、果たして偽物であったのかどうかは私には判断できないが、この大福は間違いなく美味しい。
今度、大福が大好きなふるさとの弟に贈ろう。
大福も人間と同じ。みんな違ってみんないい。美味しいは正義だ。
【志ら井】について
創業は嘉永元年(1848年)。古くから多くの方々に愛されている小さな和菓子屋さんです。
お店の前に出ている看板に書いてある『本物の大福』という言葉に興味をひかれる方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
こちらの大福は、コシヒカリをお店で挽いて作った自家製の米粉を使用して作り上げられているそうです。
手間暇かけた作り方は昔から変わらないまま。良いものを後世に受け継いでいく姿がとても素敵です。
ここまで手のかかる工程を踏んで作られている大福は、なかなか他では味わうことができません。
そういうことも含めて『本物』なんでしょうね。
【志ら井】アクセス・外観
■マップ
最寄り駅は京急蒲田駅。最寄り駅からは歩いて2~3分で到着します。大田区産業プラザPiOのすぐ側です。
間違えやすいJRの蒲田駅からは少々距離があり、徒歩15分ほどかかるので注意してください。
青い大きな暖簾と、『本物の大福』という言葉が強烈なインパクトがあり、目を奪われる外観です。
【志ら井】商品紹介
本物の大福を筆頭に、様々な商品が並んでいます。
暑い時期ならでは(訪問時は8月)の水ようかんや、寒天の中に大福が入った『涼風』。白あんをすあまで包んだ『もも』。鹿の子やしぐれなどの人気な和菓子たちが種類豊富に陳列されていました。
大福と並んで人気が強いお団子は、おやつの時間帯までには売り切れてしまうことも多く、沢山の方から愛されていることが伝わってきます。
【志ら井】購入品
今回は本物の大福と、お団子をいただいてきました。
本物の大福
本物の大福 150円
あんこが程よい甘さで、サッパリしていてくどくないのがとても良い。
つぶあんと書かれていますが、小豆の粒はほぼ形を残さずに口の中にほんのりと皮が残る程度のなめらかなあんこでした。
薄皮のお餅の中にたっぷりのあんこが包まれています。
自家製の米粉から作られたお餅は、もっちり感はありながらも歯切れがよいのが特徴的。
噛みしめると、あんこに負けないお米の甘さがしっかりと分かります。
これが本物…!!
団子
団子 1本100円
やや小ぶりの可愛いサイズ感。焼き目がしっかりとついていて香ばしいのが印象的です。
お餅は柔らかくモチモチとしていながらも、スッと歯が入ります。
みたらしの塩味と甘味のバランスが丁度よくて、やや塩味強めの蜜が香ばしいお団子に非常に良く合っていました。
保存料などが使われていないので、必ず買ったその日のうちに召し上がってください、とのことでしたのでそこだけ注意!
【志ら井】店舗詳細
【店舗名】志ら井 |
【住所】〒144-0035 東京都大田区南蒲田1丁目20-28 |
【電話】03-3738-2410 |
【営業時間】9:00-19:30 |
【定休日】日曜日 |
【支払い方法】現金のみ |
【駐車場】無。近隣にコインパーキング有 |
価格帯もリーズナブルで、ちょっとした手土産にもらっても嬉しいし、もちろん自分でおやつとしていただいても幸せになれること間違いなし!
蒲田に足を運んだ際には、ぜひとも本物の大福を味わってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたにとって、今日という日が素敵な一日になりますように!
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