こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
大田区の蒲田には、大人気の甘納豆専門店があることをご存知でしょうか?
本日は、豆の味が活かされた最高の甘納豆を購入することができる【谷口商店】さんへ足を運んで参りました。
一度食べたら、甘納豆の概念が覆ること間違いなしの美味しさです!
以下、その様子をショートエッセイと共にお届けします。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
エッセイ
甘納豆なんて、地味でおばあちゃんしか好まない食べ物だと信じて疑わなかった。
「甘納豆買ってきたけど食べるかい?」
そう言いながら地味な色味の豆が入った袋を、嬉しそうに見せびらかしながら私に問うのは、若かりし頃の祖母。
それを私は毎度「食べない。」と断り続けるのであった。
そんな祖母もすっかり老いて、今じゃ施設入り、月に一度だけ自宅へ帰ってくる。
私はその日に合わせて月に一度、地元の栃木県へと帰省をするようになった。栃木では買えない手土産を片手に。
今回の帰省のお供は何にしようか。それを考えるのが毎月の楽しみだったりする。
そう言えば大田区には甘納豆の専門店があるんだった。買って行ったら喜んでくれるかな。
あれからもう十数年。私も今ではすっかり甘納豆が好きになった。
後日、〔谷口商店〕にて丹波の黒大豆の甘納豆を祖母のために購入した。
自分のために買うのには勇気がいるけれど、プレゼントにするにはリーズナブルなお値段。
それを手土産に田舎へ帰る。
年老いても変わらずに甘いものには目がない祖母。今回のお土産も喜んでくれた。
お裾分けされたお豆を私もつまむ。
ホクホクのお豆。ほどよく甘い砂糖がコーティングされていて濃い豆の味わいが口に広がる。
昔は全然美味しいと思えなかったのに、これほどまでに甘納豆の美味しさに魅了されている。
ねえ、おばあちゃん。私も大人になったよ。
あの時は一緒に食べられなかった甘納豆。
時間はかかったけれど、今こうして一緒に食べられる幸せを、ジャリっとした甘いお砂糖と、まん丸のハリのある豆と共に噛み締めた。
〔谷口商店〕アクセス・外観
最寄り駅はJR蒲田駅西口からも、京急蒲田駅からも共に徒歩5分ほど。
京急蒲田のアパホテルの向かい側に店舗があります。
むらさき色の甘納豆の大きなのれんが目印です。
〔谷口商店〕店内・商品
ショーケースに入っているのはお店のメイン商品5種。
左から、大納言小豆、うぐいす豆、白花豆、お多福豆、大正金時豆です。
こちらには5種の豆が一度に楽しめる甘納豆ミックス。
そして、大人気商品である丹波の大黒大豆の甘納豆が並んでいます。
他にも贈答用に化粧箱に入ったセットなども用意されていました。
お店のメイン商品である5種の甘納豆がセットになっていて、少しお得に購入できるお試しセットもありましたよ。
今回は手土産として丹波の大黒大豆の甘納豆(\540)と、自宅用につぶれたり団子状になってしまった豆たちを安くまとめてくれている久助(\200)をいただいていくことにしました。
久助は不揃いなお豆がゴロゴロと入っています。
お店の方に聞いたところ、メイン商品の5種が必ずしも全て入っている訳ではないとおっしゃっていました。
それでも見た感じでは、おおよそ全てのお豆が入っているような気がします。
お豆がくっついていたり、角がつぶれたりはしていますが、味は本物。
しっとりしているのに、ホクホクさも感じられ、豆の味がしっかりしています。
ザクザクしたお砂糖がいい甘さです。
かといいつつ、甘さで誤魔化すのではなく、豆の良さを引き出す程度のお砂糖がコーティングされていて、豆の良さを引き出してくれています。不思議!
お茶はもちろん、コーヒーの苦みにも合うような甘納豆です。
こちらは丹波の大黒大豆の甘納豆『黒の笑』
大黒天さまが微笑んでいらっしゃるのが印象的なパッケージです。
お店の大人気の商品だとのことです。
本当にお豆の味がしっかりしていて、食べると幸せになる甘納豆です。
おおげさに聞こえるかもしれませんが、今まで食べたことのある甘納豆の中で一番おいしい。
これは、愛おしい人に贈りたくなる甘納豆です。
もちろん、自分への特別なご褒美にもいいかもしれませんね。
甘納豆は、保存料が使用されていないとのことで、早めに食べるようにとのことでした。
購入からおおよそ2週間ほどを目安に召し上がってくださいね。
〔谷口商店〕店舗詳細
住所:〒144-0052 東京都大田区蒲田3丁目17−16
営業時間:9:30~18:30
定休日:日曜
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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