こんにちは。『ぽかぽか まわり道』のぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
今回は羽田空港第1ターミナルにある【天鳳】へ行ってきました。
知る人ぞ知る町中華ならぬ空港中華の名店!
どこか懐かしい味わいの中華は、旅の始まりにも締めくくりにももってこい!
空港なのに優しい価格設定も人気の理由なんでしょうね。
以下、その模様をショートエッセイを添えてお届けしていきます。
(※エッセイがご不要な方は目次から好きな所へスキップできます)
ぜひ最後までお楽しみください!
エッセイ
空港の中に町中華のような味のある店があると聞いて、町中華好きの私はその面白さに居ても立っても居られなくなった。
うだるような暑さの中、自転車を羽田空港までかっ飛ばし、目的の店へと向かう。
やってきたのは第一ターミナルの地下。混みごみとしたフロアと違って、ここはなんだか静かな空気が流れている。
フロアの一番はしっこ。自己主張せずに静かに佇むその店の名は「天鳳」
知る人ぞ知る、羽田空港の老舗中華店だ。
中に入ると店員の威勢のいい声が飛び交っている。空港らしからぬ和やかな明るさに心がパッと明るくなった。
町中華らしい赤いテーブル。でもほかはシックな色合いでまとめられていて、BGMはなんと洋楽。
洋楽に合わせて中華鍋を振る音、このミスマッチ感はかなり斬新だ。
注文したのはお店の名物「天鳳麺」
野菜あんかけの乗ったラーメンで、広東麺のような一杯だ。

30度近い気温の日にアツアツのあんかけ麺を啜る。初手に舌を火傷をするが、そんなことおかまいなし。食べすすめる度にじんわりと吹き出す汗がこの時をまた、思い出深いものへと変えてくれる。
このラーメン、特筆すべきは野菜あんかけが味噌味だということ。醤油スープと味噌あんかけのコラボはコクの深まるマリアージュをみせてくれた。
きつめの塩気も、汗で失った塩分補給にはもってこいだ。
子どもの頃、中華屋でこの野菜あんかけがかかったラーメンが食べたくても「広東麺」というものが何か分からず、何を注文すれば野菜あんかけラーメンを食べられるのかが分からなかった。
仕方なくいつも中華丼を食べていたが、本当は白米ではなくラーメンが食べたかった。
天鳳麺を食べながら、そんな遠い過去のことを思い出してちょっとセンチな気分に。
チャキチャキと働く元気いっぱいのホールのおっちゃんは、見ているだけで元気が出る。
この空間には、どこか懐かしい記憶の片隅にあるような時間が流れていて、空港であるという事実をすっかりと忘れていた。
気取らない味、懐かしくてやさしい空気感。
海外から帰ってきた後にここで食事をしたら、私きっと泣いちゃうかも。

天鳳について

天鳳は羽田空港第1ターミナルのオープンと共に開店しました。
創業は平成5年(1993年)で、2025年現在オープン32周年目を迎えます。
旅行客はもちろんのこと、空港内で働く人たちにも長く愛されているお店で、テレビで紹介されたことも。
フライトまでの時間にスピーディーに食事を取りたい!という方たちの要望に答え、提供がスムーズなのが特徴的。忙しい人の味方でもあります。
その上お料理もボリューミーで、お腹いっぱい食べたい方にもおすすめ!
少々分かりにくい場所に店舗があるので「知る人ぞ知るお店」なんて言われたりもしています。
お店の場所はどこ?アクセス方法
天鳳があるのは羽田空港第1ターミナル
天鳳があるのは第1ターミナルの地下1階です。
京急空港線「羽田空港第1・第2ターミナル駅」の改札からの行き方は下の写真を参考にしてみてください↓

改札を出てインフォメーションセンターの前を右に曲がる。

曲がったら、道なりに進む。

途中、左手に山下書店という本屋さんがあるのでそこを通りすぎ、突き当りに見えるローソンを目指して真っ直ぐ進む。

ローソンのお隣が目的地の天鳳です。
お店の雰囲気

町中華を彷彿とさせる赤いテーブルが並んでいますが、色合いは洗練された感じで空港らしさもあります。
カウンターの奥には厨房があり、調理している音をBGMに食事を楽しむことができるのも町中華っぽくて最高です。
テーブル席とカウンター席があり、座席数は全部で25席。
4人テーブル、7人テーブルの用意もあるので大人数での来店でも安心です。
この日は平日のお昼すぎに訪問したのですが、年齢層は高め、おひとりで来店されている方が多かったです。
女性ひとりでも気兼ねなく入れる雰囲気でしたよ。
あと、何よりも店員さんの接客が行き届いていたのが印象的でした。
大きな荷物を持っていたのですが、席が空いたタイミングで広い席へ移動を促してくれたり、服が汚れないよう紙エプロンをこちらから頼む前に渡してくださったり。
ハキハキと元気な声で、素晴らしい目配りと気配り。
食事をしていて、とても温かい気持ちになりました。
空港ならではの嬉しいサービス

キャリーケースなどの大きい荷物は店員さんに言えば預かってくれるそうです。
旅行の時って、キャリーケースを抱えながら食事するのが結構ストレスだったりするんですよね…。
これは、空港内にあるお店ならではの嬉しいサービスです!
メニュー紹介
メニューはこんな感じ↓
※並ぶ前に食券を購入します。
キャッシュレス決済を利用する方は、食券は買わずに店内で注文してください。



セットメニューもあり、天鳳麺に半チャーハンかミニチャーシュー丼がついてくるAセットが人気でした。

紙エプロン、ヘアゴムも用意されているので必要な方は声掛けするといただくことができます。
また、天鳳のお料理はボリューミーなのが特徴的。
食べきれるか心配な方は麺少なめ(半量)でも注文することができます。
(お連れの方に半量増しも可能)
麺を半量にするとトッピングをサービスしてくれますよ!
・メンマ
・半味玉
・白髪ネギ
・海苔
おすすめの「天鳳麺」を実食
天鳳麺(麺少なめ)+半味玉サービス 920円
今回は、お店の看板メニュー天鳳麺をいただくことにしました。
まず驚くべきはその提供スピードの速さ!
注文してから3分程度で天鳳麺が運ばれてきました。
早い…!フライト前にもぴったりです!

天鳳麺は広東麺のように野菜のあんかけがかかったラーメンです。
普通の広東麺とちょっと変わっているのが、醤油ベースのスープに味噌を使用したあんかけがかかっているってところ。
味噌味のあんかけって、なかなか珍しいですよね!
しっかりと塩気が効いたアツアツのあんかけが身体に染みわたります…!
野菜も火の通り具合がちょうどよく、シャキシャキ感を楽しめますよ。
とにかく野菜の量がたっぷりで驚き。これだけで一杯飲める!と言う人がいるほどです。
麺の量を半分にしてもらったのですが、かなり満足感がありました。

スープは透き通った美しい色合い。

麺は、町中華のような細ちぢれ麺です。
こういうのがいいんですよね!

おまけの味玉。
しっかりと味が染み込んでいました。良い半熟具合で食べながらにっこり!

結構しょっぱいのですが、醤油と味噌が交じりあうスープがおいしくて飲み干してしまいました!
調べてみると、どうやら塩分が気になる方は塩加減を調整してもらえるようなので、店員さんに相談してみてください。
あんかけがずっとアツアツなので、寒い日にほっこり温まるのもいいし、夏は汗をかきながら塩分をチャージするのにも最高です!
ごちそうさまでした!
まとめ:旅の始まり・締めくくりには、天鳳でどこか懐かしい中華料理を

どこか懐かしい味わいの中華料理がお腹いっぱいいただける天鳳。
お値段も空港にしてはリーズナブルな上、提供までの時間も早いのでフライト前にも帰る前にサクッと食事を済ませるのにもピッタリです。
お店の方の接客も素晴らしくて、羽田空港に来るたびに足を運びたくなるステキなお店だと感じました。
皆さまも旅の思い出に、天鳳で過ごす温かくて美味しい時間を追加してみてはいかがでしょうか。
店舗詳細
■マップ
【店舗名】天鳳 |
【住所】東京都大田区羽田空港3丁目3-2 第1旅客ターミナル地下1階北側 |
【アクセス】京急空港線 羽田空港第1・第2ターミナル駅 改札から徒歩3分 |
【電話】03-5757-9246 |
【営業時間】10:00-20:00(L.O 19:45) |
【定休日】無し |
【支払い方法】現金、電子マネー、クレジットカード |
【公式情報】http://www.shokuno-inaho.co.jp/restaurant/tenho.html |
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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