こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
皆様、あんこはお好きですか?
日本人のソウルフードと言っても過言ではない、あんこ。きっと好きな方は多いですよね。
私も例外ではなくあんこが大好きです。
さて、世界初のあんこバーが筆者の地元である栃木県にできたと聞いたので行って参りました。
種類豊富なあんこが並ぶ姿は圧巻。あなた好みのあんこがきっと見つかるはずです。
今回もショートエッセイと共にお届けします。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
エッセイ
あんこ。実は子どものころはあまり好きではなかった。
あんこよりもチョコレートやクリームのような洋のものが好きだったし、和菓子も、選ぶのは決まってみたらし団子や磯辺餅のようなものばかり。
鯛焼きは決まってカスタードを選んでいたし、アイスクリームもチョコレート味が好きだった。
ところで一方、5つ離れた私の弟は幼いころから和菓子が大好きだった。
鯛焼きはつぶあん。アイスクリームも小豆や抹茶。私が肉まんを頬張る横でいつもあんまんを頬張っていた。
幼いのに、大人たちと共にあんこを楽しむ弟を密かに羨んでいたし、その姿を指をくわえて見ていた。
しかしながら当時の私には、あんこの美味しさをどうしても理解することは出来なかったのだ。
いくつの時が経ったのだろう。
私も歳を重ねるにつれて、和菓子が生活を彩ってくれるものになった。あんこも今ではすっかり大好きな存在になった。
◇
世界初のあんこバーが地元に出来たと聞いて、ずっと行きたいと考えていた。
帰省したタイミングでその旨を家族に伝えたら、一家総出で向かうことになった。
その中には、もちろん弟も居た。
温もりに包まれた開放感のある空間。その中で目の前に広がるのは彩り豊かな様々なあんこたち。心が踊った。
好きなあんこを選び席に着く。
目の前には『ほうじ茶』のあんこを身にまとったソフトクリームが。
甘すぎず、しっかりとお茶の香ばしさが感じられる餡は、なんて上品なのだろうか。
ふと目の前を見ると、小豆に加えて抹茶のあんこまで乗っている豪勢な抹茶味のかき氷を頬張る弟がいた。
相変わらず舌の好みは変わっていないようだ。
「一口ちょうだい。」
ほろ苦くて、甘くて、しとやか。
そんな大人の味がようやく私も美味しいと思えるようになったよ。
夏の眩しい西日を受けながら、ようやく弟に追いつけたと感じたあの日。
【アオヤカンパーニュ】について
AOYA CAMPAGNE(アオヤカンパーニュ)は2023年にオープンした、世界初のあんこバーが楽しめるお店。
たびたびテレビ番組で紹介されたり、バスツアーの内容にも組み込まれる話題の新スポットです。
最近ではテレビ朝日の『ザワつく!金曜日』で特集がされていました。
運営は、栃木では知らない人がいないのではないかという、老舗和菓子店の蛸屋が行っています。
なぜ、蛸屋が運営しているのに店の名前が『アオヤ』なのかと疑問に感じていたのですが、蛸屋は2017年に破産。その後、こちらも北関東民お馴染みの『坂東太郎』のグループ会社になったそうです。
それから無事に立て直し、新業態を様々と出店。
この『アオヤカンパーニュ』もそのひとつ。
アオヤという名は坂東太郎の会長である青谷洋治氏の名前からきているそうです。
地元の企業が密接に関わっていることを知ることができて、なんだか胸が熱くなりました。
アオヤカンパーニュのオシャレな建物は日本を代表する建築家、隈研吾氏によって設計されています。
舌でも目でも楽しめる、栃木の話題の新スポットは老若男女問わず楽しめること間違いなしです!
アクセス・外観
■マップ
国道50号沿いにお店はあります。
電車で行く場合は、最寄り駅の小山駅から車で10分ほど。
タクシー、または小山市の市バス『おーバス』を利用するのがオススメです。
開放感のあるテラス席がついたオシャレな外観。アラベスク調のロゴも美しいお店です。
隈研吾氏デザインの温かみある店内
ナチュラルで近代アートチックな中にも、日本らしい和の要素も取り入れられている内観は、入った瞬間に目を奪われます。
大きな窓がついていて、明るく開放的なカフェスペースが併設。フリーWi-Fiも完備されています。
座席数も多いのでゆっくりと食事をすることが可能です。
ここではカフェ限定のメニューや、テイクアウトのメニューをいただくことができます。
セルフサービスにはお水の他に、レモン水と薬母茶が。
薬母茶は、お店のある小山市が国内有数の生産地を誇るハトムギを使用した体質改善バランス茶なんだとか。
どんな味なのか気になって飲んでみたところ、十六茶のような麦茶のような香ばしいお茶でした。
ノンカフェインなので、カフェインを控えている方でも安心して飲むことができます。
こちらはお土産としても購入が可能でした。
外にはテラス席もあり、こちらでも飲食が可能です。
ブランコもあって、ここで風に当たりながらあんこを頬張るのも気持ちが良さそうです。
メニュー
カフェメニュー
カフェのメニューはこのような感じ。
あんこを使用したスイーツから、地元の農家さんの野菜を使ったサンドカンパーニュ。ガッツリとしたお食事メニューもあって、カフェとして利用するも、レストランとして利用するも良し。
夏季は期間限定で天然氷を使用したかき氷の提供もあります。
こちらもあんこ専門店ならではのメニューで、こだわりのあんこがしっかりと乗せられています。
テイクアウトメニューであんこバーを楽しもう
テイクアウトメニューでは、あんこバーから好きなあんこを選んで組み合わせを楽しめるメニューが用意されています。
主なメニューは、あんガレット、あんソフトクリーム、揚げ最中の3種類です。
あんガレットは、あんこの他にクリーム、トッピングも好きなものを選んで組み合わせることができます。
迷ってしまう方は、お店のオススメから選んでもオッケー。
選べるあんこは12種類。
小豆を使ったものから、抹茶やほうじ茶などのお茶から作られるもの。
変わり種は、フルーツやピスタチオから作られるあんこといったものもあります。
オープン時と比べると種類も増えているので、今後の展開も楽しみですね。
実際に好きなあんこを選んで食べてきました
あんソフトクリーム(¥600)
今回はあんソフトクリームを注文。あんこバーから好きなあんこを選んでトッピングしてもらいました。
あんソフトクリーム 600円
選んだあんこは「ほうじ茶」。
ソフトクリームの下にギッシリとあんこが入っています。
あんこは甘すぎずに、きちんとほうじ茶独特の香ばしさが感じられました。
ソフトクリームには練乳が入っているのか、濃厚な甘さがガツンとくる味わい。
あんこと合わせて食べれば、ミルキーながらも和の雰囲気を感じる味わいに変化します。
一緒に添えられているのはハトムギを使用して作られたサブレ。
グルテンフリーのハトムギサブレは、しっとりホロリとした食感でした。
アイスと共に食べるも良し。あんこを塗って食べるも良し。
素朴な甘さが身に染みるサブレに仕上がっていました。
お土産コーナーも充実
こちらでは、お土産のみの購入も可能です。
蛸屋の定番商品である「みかもの月」をはじめ、その他あんこを使用したスイーツが数多く並びます。
キューブ型の小さなカステラの中に自家製あんこが入ったあんキューブは人気商品。
こちらは謹製栗最中「隈」。
小ぶりな最中の中に、丸々一個の栗が入った姿は圧巻。
あんこもこだわり抜かれた製法で丁寧に作り上げられています。
お店をデザインした隈研吾のサインがかたどられている、贈答品にもぴったりな最中です。
あんプティを購入すれば、あんこバーに並んでいたあんこを、おうちでも楽しむことができます。
パンやアイスにのせても美味しそうだし、みつまめを購入してあんみつにするのもいいかもしれませんね。
ドライブスルーでも注文可能
車文化が根付いた土地ならではなのか、ビックリしたことにドライブスルーもありました。
ドライブのお供にあんこを頬張るのって、なんだか心躍りますね。
ドライブスルーの支払いは現金とPayPayのみ使用可能です!
店舗詳細
【店舗名】AOYA CAMPAGNE(アオヤカンパーニュ) |
【住所】〒323-0046 栃木県小山市萩島116−1 |
【電話】0285-39-7555 |
【営業時間】物販・あんこバー/9:00-18:00,レストラン/10:00-18:00(L.O.17:30) ドライブスルー/10:00-17:00 |
【定休日】無 |
【駐車場】有 |
【イートインスペース】有 |
【公式情報】公式HP、Instagram |
まとめ:自分好みのあんこを探してみよう!
栃木にできた新スポットは、大人も子どももワクワクする場所でした。
観光に来た外国人にもぜひ立ち寄って、日本のあんこの美味しさを堪能してもらいたいですね。
あんこの種類やメニューも増えているので、今後も目が離せません!
栃木観光に来た際には、ぜひ足を運んで自分好みのあんこを探してみてください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
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