こんにちは。『ぽかぽか まわり道』のぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
「雑色になにやら面白い行列のできるうどん屋があるらしい。」
そんな噂を聞きつけて【浅草真九郎】へと行ってきました!
異色な経歴を持つ店主の打つうどんは、まさに唯一無二。
こんなうどんは生まれて初めて食べました…!
今回もお店の情報をショートエッセイを添えてお届けします。
(※エッセイがご不要な方は目次から好きな所へスキップできます)
大田区内、いや都内で美味しいうどんを探している方、必見です。
エッセイ
雑色で『ロックなうどん』が食べられるらしい。
かねがね噂は耳にしていたが、ついに居ても立っても居られなくなって足を運ぶことにした。
向かった先は「浅草真九郎」
店名に浅草とついているように、元々は浅草で営業されていたお店だ。今は難読駅名でお馴染みの雑色駅に移転して、週に2日間ランチタイムのみ営業している。
訪問の難易度がハイパー高すぎることでも有名だ。
いったい何がロックなの?というわけだが、まず際立った特徴はこの店名物の「開店の儀」である。
店主が店のオープン前に音楽に合わせてうどんを打つパフォーマンスを披露している。
そのパフォーマンスの終了とともに店の門が開くというわけだ。
そして何よりもロックなのが店主の「小野ウどん」氏である。
肩書は「うどんアーティスト/出張うどん職人」。飲食店店主とかではない。
過去には車中泊をしながら出張うどん打ち氏として活動したこともあるそうな。
なんとその類稀なるパフォーマンスをフジロックフェスやニューヨークでも披露している。最高におもしろい!
また、月謝制の「うどん塾」を開講し、己の技術を自分のものだけに留めずに、生徒たちに伝承しているのだ。
それはうどんを打つ「手打ち文化普及」を実践するためだそう。
日本の伝統を次世代に継いでいくために自らが動く姿勢が、あまりにもロックすぎる。
そして何がすごいかって、見掛け倒しではなく、うどんが感動的に美味いのだ。
つるりとした舌触りに外側はふわっと柔らかく、中はモチっとしっかりした弾力を感じる。
たったうどん一本の中に複数の顔があり、世界が広がっている。こんなうどんは今まで口にしたことがない。まさにマーベラス!!
今はうどんも完全に手足のみで打つ店は少なくなっているらしい。
機械の力を借りるのは確かに便利で素晴らしいことだけど、人力のみで生み出されたうどんの、表情を感じるおいしさは計り知れない。
◇
小野ウどん氏はこう語っている。
「情報化社会において重要なのは考え過ぎずに動くこと」
情熱的で野心的。自分の軸をきちんと確立し、己の信じた道に愛を持って突き進んでいく姿に胸を打つものがあった。
私はいつもアレコレ頭の中で考えては立ち止まってしまう事だらけ。
好きなことにすらガムシャラに突き進む熱量をどこか失ってしまっていた。
下手だとか、周りの目とか、そんなの関係なしに楽しむ情熱を持っていた昔の私はどこへ行ってしまったのだろう。
「浅草真九郎」は美味しいうどんをいただけるだけではなく、人生観についても学ばされる店だった。
私も自分のやりたいことを、思いっきりやっていこうじゃないか。
ウどん氏の打つうどんは、魂を震わせる、まさにロックなうどんだ。
浅草真九郎について

浅草真九郎はその名の通り、元々は浅草で営業されていたお店で2024年9月に大田区 雑色へと移転をしてきました。
浅草真九郎では、讃岐うどんと博多うどんの特徴を併せ持った「讃博系(さんぱくけい)うどん」を提供。
讃岐の粘弾性、博多の口当たりの柔らかさ、その中間に位置する食感を味わうことができます。
機械を使わず手足のみで作られたうどんは独特の食感で、多くの方を虜にしています。
こちらのお店は、手打ちうどんを学べる「浅草手打ち塾」の傍らで営業しているお店で、週2日(火曜・水曜)のランチタイムのみ営業してるのが特徴。
お店を切り盛りするのは、うどんアーティストの「小野ウどん」さん。
メディアへの出演も多い方で、ウどんさんの作るうどんを求め、お店にはいつも行列ができています。
オープン前の「開店の儀」と呼ばれる麺打ちのパフォーマンスがこの店の名物。
音楽に合わせて麺を打つ姿をガラス越しに見ることができます。
その日行う麺打ちの曲は小野さんのX(旧Twitter)から確認することができますよ!
お店へのアクセス
お店の最寄り駅は京急本線の「雑色駅」駅からは徒歩4分くらいで到着します。
雑色駅は京急蒲田駅のひとつ隣の駅です。
雑色駅を出るとアーケードの商店街が立ち並んでいるので、そこを左折し進んでいきます。

横断歩道を渡ってほっともっと、パチンコ店の間を道なりに進んでいきます。

緑と白のテントが出ている八百屋さんの角を右折。
そこからすぐのところに浅草真九郎の店舗があります。
JRの蒲田駅からも行くことは可能ですが、徒歩で20分程度かかるので、京急線で行くのがベターです。
メニュー・店内の雰囲気など

メニューは冷たいざると温かいかけ、その他期間限定のうどんがあります。
麺の食感を楽しみたい方は冷たいメニューがオススメです。

食券は列に並ぶ前に購入します。
現金のみ使用可能。お札は1,000札しか使えないので大きいお札は両替をお願いしましょう。

列に並ぶ前に食券を購入します。
この日はお昼前の11:45ごろに到着したのですが、運よく待ちなしで入店することができました。
しかしながら、私が退店したお昼過ぎにはお店の前に行列が…!さすが、人気店ですね。

メディア出演も多いお店なので、壁には芸能人のサインが飾ってありました。
店内は厨房の横に飲食スペースがあり、座席数は全部で8席。
うどん塾の傍らで営業しているので、調理室で使用されているような下が冷蔵庫になっているコールドテーブルを飲食用のテーブルとして使用しています。

卓上には、浅草真九郎のこだわりが紹介されたポップが置かれています。

調味料は自由に使える天かす、七味、スプレータイプのお醤油、味変に使える鯵の油「鯵変油」が置いてありました。
お水はウォーターピッチャーからセルフでいただくことができます。
うどんが出来上がると食券に書かれた番号で呼ばれるので、自分でカウンターまで受け取りに行くスタイル。
店内は手狭なので、みなさんスペースを譲り合ってお食事をしている姿が印象的でした。
はじめて食べるうどんに感動!うどんも最高だけど…
元祖かしわ天ざる ¥1,000

シンプルなささみの天ぷらが楽しめるざるうどんを注文しました。
大きなかしわ天が5つ、薬味は小ネギが乗っています。
ボリュームがあるので食べられるかな…?と一抹の不安がよぎりましたが、結果的においしくて余裕でペロリと平らげました!!むしろ、おかわりが欲しかったくらい!笑

ロックなうどんとようやくご対面。まずはそのまま一口。
つるりとした舌触り、噛みしめると外はふわっと柔らかいのに中心部はモッチリとした強めなコシを感じます。
病みつきになる食感で、いくらでも食べられてしまいそう!
また、うどんは一本がかなり長いので、一度に啜ってほお張ると口いっぱいに美味しさを感じることができるんです!これがまた幸せ!
つゆはしっかりと魚介の香りを感じ、出汁の旨味を存分に感じることができました。

うどんも最高なのですが、この天ぷらがまた感動ものなんです!
こんなに美味しいかしわ天は初めて!
何もつけずにそのまま食べても良い塩気を感じます。

サクッとした薄い衣。
中にはやわらかく、ふんわりとジューシーなささみ。
卓上に置いてあるお醤油をかけてもいいし、つけ汁との相性もバツグンでした。
なんだか気になる調味料「鯵変油」もつけて食べてみたのですが、コクが加わりそれもまた美味しかったです!
こちらのかしわ天は単品でも注文することが可能です。
今度は特製かしわ天ざるを食べに行きたいなぁ
今まで食べてきたうどんの中でトップレベルで美味しかったです!
ごちそうさまでした!
まとめ:UDON IS ROCK!世界一ロックなうどんを食べにぜひ雑色へ!

店主の小野ウどんさんのことを調べるたびに、いったいどんなお店なんだろう…。と好奇心と少々の不安が入り混じった感情を持っていました。
でも実際にお店に足を運んでみたら、今まで食べたことのない感動的なうどんを口にすることができた上に、お客さんも店員さんも、みなさん温かくて心地よい空気感の中で食事をすることができました。
やっぱり、情熱を持って料理を作られている方が生み出すものは素晴らしいですね。
皆さまも、ロックなうどんを食べにぜひ雑色へ足を運んでみてください!
今度は開店の儀をお目にかかりたいので、オープン前に行ってみたいと思います(^^)
店舗詳細
■マップ
【店舗名】浅草真九郎 |
【住所】東京都大田区仲六郷2-18-14 |
【アクセス】京急本線「雑色駅」より徒歩4分 |
【電話】050-6878-0239 |
【営業時間】11:30-14:30 |
【営業日】火曜・水曜ランチタイム |
【支払い方法】現金のみ |
【座席数】8席 |
【公式情報】公式HP|X|Instagram |
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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