こんにちは。『ぽかぽか まわり道』を運営しているぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
本日は池上本門寺の奥庭【松濤園】へ行って参りました。
以下、その様子をショートエッセイとたっぷりの写真と共にお届けします。
一緒にお散歩している気持ちになりながら読んでいただけましたら幸いです。
エッセイ
大田区に越してきたばかりのころ、とにかく色々な場所を徒歩と自転車で巡った。
この池上本門寺もそのひとつ。
初めて訪れた時、緑いっぱいの素晴らしい奥庭があると知って、見ていこうと思ったのだが一般公開はされていないと知り、肩を落として帰ったことをよく覚えている。
都会に居ると、どうしても緑を感じる時間が少なくなる。
田舎育ちの私は、青々とした木々や田んぼに囲まれながら幼少期を過ごしてきた。
だからなのか、時に猛烈に青く生い茂った木々や植物たちが恋しくなる瞬間がある。
もちろん、この街が大好きだけれども、この街に居ながら木々のパワーを身に受けられたら…。とは考えずにはいられない。
そして今日、念願叶ってとうとうあの奥庭に入ることができた。
目の前に広がっていたのは、いま居るのが本当に大都会東京なのかと疑うような光景。
見ることができるのは、一年にたった一度だけ。
たいへんロマン溢れる、素晴らしい場所でした。
今回は池上本門寺 松濤園の魅力を写真たっぷりでお届けします。
それでは、どうぞ。
池上本門寺 〔松濤園〕について
松濤園は池上本門寺の旧本坊の奥庭として、桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州によって造園されました。
4千坪ほどの広さを誇る庭園です。
大都会の一角とは思えない緑豊かな景観をのんびりと味わうことができます。
一般公開されるのは年にたったの一度だけ。
今年(2024年)は、ゴールデンウイーク中の2024年5月4日~7日にかけて公開されます。
〔松濤園〕アクセス
最寄り駅は東急池上線の池上駅。そこから歩いて15分ほどでしょうか。
入り口は、すき焼きで有名な今半が入っている朗峰会館の中にあります。
朗峰会館には無料駐車場があるので、車での来園も可能です。
〔松濤園〕撮影写真
ここからは撮影してきた写真をご紹介。
一緒に庭園を回っているお気持ちになっていただけたら嬉しいです。
入り口でいただいたのは案内図。
墨絵のようなタッチで描かれています。
入園してすぐ目に入ってくるのがこの景色。圧巻です。
初夏の紅葉の青々と茂っている感じが、私はだいすきです。
真っ青な空に緑が映えているのを見ると、もうすぐそこまで迫った夏を感じます。
のんびり泳ぐ二羽のカモ。
見どころの一つである太鼓橋は老朽化のため渡ることができませんでしたが、これが渡れたらどんなに素敵だったでしょうか。
苔むした石畳に木漏れ日が差し込む。
階段を上った先には東屋が。
木陰になっていて、ひんやりとした心地の良い風を浴びることができました。
坂を上っていくと、この庭園内で一番高い位置につくられたお茶室『浄庵』があらわれます。
国賓などの接待にも使用されていたようです。
この〇本は、本門寺のことなのでしょうか…?
歩いている途中にポツンとあって可愛かったので写真に収めてみました。
私たちが入ってきた朗峰会館が見えます。
このお散歩もそろそろおしまいです。
最後にはタヌキのお見送り。
可愛かったので別角度からも一枚。
実は、この庭園内の東屋にて西郷隆盛と勝海舟の江戸無血開城が行われたそうです。
その記念碑もあったのですが、写真が撮れておりませんでした。申し訳ありません…。
〔松濤園〕公開日時等の詳細
住所:〒146-0082 東京都大田区池上1丁目2
一般公開日時:2024年5月4日~7日
開園時間:10:00~15:00(最終受付14:30)
入場料:無料
注意事項:飲食厳禁。ヒール等の歩きにくい靴はご遠慮ください。
ゴールデンウィークの最後の締めくくりに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
池上に足を運ぶのなら、こちらもオススメです。
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