こんにちは。『ぽかぽか まわり道』のぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
上野にあるレトロ喫茶の名店『古城』へと行ってきました。
過去のヨーロッパにタイムスリップしたかのような内装が、とても美しい純喫茶です。
帰ってきて時間を置いた今でも、あの日を思い出してはうっとりとしています。
・お店のメニューや感想などをご紹介しています
・お店での体験を”ちいさな読みもの”にしています。情報とあわせてご覧ください
小さな読み物
上野駅の浅草口を出て、ビル街を歩くこと数分。中世ヨーロッパへの入り口がそこにあった。
「kojyo」と書かれたネオンをくぐると、目の前には大きな騎士のステンドグラスが待ち受ける。
あまりの美しさにハッと息を呑み、一段、また一段と、踏みしめるように階段を降りた。
階段の手すりに埋め込まれたブロンズのライオン、入り口で待ち構えるもう一枚のステンドグラス、大きな暖炉、その上には孔雀が描かれた骨董品のような時計。
重厚感があふれ出ているものばかり。あまりの凄さに目が追いつかない。
中でもひときわ目を引くのが店の一番奥。
壁一面に描かれた”古城”のステンドグラスだ。
ほの暗い店内を、このステンドグラスがぼんやりとした温かさで照らしている。
ここはもう令和の東京ではなく、間違いなく中世の城だ。
わたしはどうやら、貴族の城へと迷い込んでしまったらしい。
『古城』がオープンしたのは1963年。東京オリンピックが開催される前年のことだ。
初代店主がヨーロッパの雰囲気に憧れて、このような内装になったらしい。この喫茶店のために特注したというシャンデリアは、まあ見事なもので、ついポカンと口を開けて見惚れてしまう。
この日案内されたのは、通称”カップルシート”と呼ばれる、横並びの小さな席だった。
夫と二人並ぶと、自然と肩がくっ付く距離。きっと、この席に座ることを夢見て来店したカップルが数多くいることだろう。長い歴史の中、どれだけの恋人たちの心を縮めてきたのだろうか。
『古城』の店内が美しいのはもちろんのこと、そこで働く女性たちもまた美しい。
スポーティーな装いをした子、バッチリメイクにタイトなミニスカートに身を包んだ子、ロリータ風のファッションを極めている子。それぞれがそれぞれの可愛いを追い求めている姿が素敵なのだ。みんな違ってみんないい。
パチっとライターに火が灯り、ジワッと静かな音が聞こえた。たちまち辺りにタバコ煙のにおいが立ち込める。幼い頃の記憶に焼きついた、喫茶店の香り。
タバコ休憩に祖母によく連れて行かれた、あの頃の喫茶店を思い出した。
あの頃と変わらずだいすきなミルクセーキを、静かに飲み干す。チェリーは最後のおたのしみ。
まだ、こんな場所があったんだなぁ。
古くも鮮やかな記憶を閉じ込めた地下空間。
どれだけ時間が流れても、どうかこの場所はこのままで在り続けてほしい。
【古城】どんな店?
1963年オープン。中世ヨーロッパをイメージした雰囲気の純喫茶

上野の街に佇む純喫茶『古城』
オープンしたのは1963年のこと。この年は、一度目の東京オリンピックの前年にあたる年でもあります。
こじんまりとした外観ですが、中に入ると空気が一変。
まるで宮殿に来たかのような錯覚を起こします。まさに『古城』という名がふさわしい喫茶店。
昨今のレトロブームやSNSでの話題性で、若い子たちがひっきりなしに訪れているのも印象的です。
休日には長い待ち時間ができることもあるそうです。
アクセス方法(行き方)
JR上野駅の浅草口を出て、歩くことおよそ5分。
大通りから一本路地に入ったところに、古城はあります。
■マップ
行きは上野公園から歩いて行ったのですが、そちらからだと15分くらいかかりました。
アメ横を通り抜けたり、韓国料理店がひしめき合う路地を抜けたりと、飽きない道のりだったので上野公園の帰りに向かうのもおすすめです。
ライオンが古城のシンボルマークを支えているのが素敵ですね。

お店の外には、一部メニューの紹介が。

お店は地下にあるので、階段を降りていきます。
この階段で待ち受けるステンドグラスが、もう素晴らしいこと!
期待に胸が弾みます。

店内装飾の素晴らしさに開いた口が塞がらない
店内の入り口には大きな暖炉が。
その上に置かれた時計が、また美しかったです。

さて、案内していただいた席は横並びに座るカップルシート。
少し間隔が狭いので一緒に座る人を選びますが、ぜひ一度は座っていただきたい名物席です。
目の前に広がる景色がとっても美しくて、開いた口が塞がりません…!

店内は全体的にぼんやりとした明るさなので、このステンドグラスの美しさがより一層引き立てられています。

天井を見上げると煌びやかなシャンデリアが。
このシャンデリアは、なんと特注なんだとか。

店内を彩るもの、ひとつひとつが美しくてうっとりしてしまいます。
まさに豪華絢爛。
これが喫茶店だなんて信じられません。
まるで貴族のお城に来たような気分です。
メニュー紹介
どこか懐かしい、定番の喫茶店メニューが並びます。
コーヒーの詳細がやさしく書かれているので、純喫茶デビューの人でも安心です。

食事系メニューは、トーストやサンドイッチのほかパスタや生姜焼きなどがあります。
ナポリタンは人気ナンバーワンメニューで、売切れが早いんだそう。

バナナパフェは、バナナを丸ごと一本使用する贅沢さ。
フルーツやアイスの下には、メロンソーダが入っているそうです。
欲張り感たっぷりのご褒美パフェは、古城でしか味わうことができません。

ケーキやホットケーキには+200円でアイスを添えることができるとのこと。
創業時から変わらぬメニューをゆっくりと堪能
創業当時からある古城の看板メニュー、ミルクセーキを注文しました。
厨房の方から聞こえる、シャカシャカとシェイカーを振る音。
あ、これは今マスターが私のミルクセーキを作っているのかなぁー!なんて妄想が捗ります。

しっかりと甘くて、どこか懐かしい味わい。
たっぷり歩いて疲れた身体も癒えました。

ミルクセーキの、このフォルムもたまらなく可愛いんですよね。
目の前のステンドグラスをボーっと眺めながら、優雅に堪能することができました。
古城は喫煙可能な喫茶店なので、タバコが苦手な方はご注意ください。
おすすめポイントまとめ

・店内のステンドグラスが圧巻
・数々のメディア出演経験あり!レトロ喫茶の名店
・上野の人々の憩いの場。タバコ休憩にもおすすめ
素敵な純喫茶は数多くありますが、こんなにも目にも鮮やかで美しい喫茶店は他にないかもしれません。
昔と変わらず、喫茶店でタバコが吸えるというのも、喫煙者には嬉しいポイント。
上野に来た際には、ぜひ足を運んでみてください。
\わたしが古城に憧れるキッカケになった本/
\喫茶店好きにオススメの本 古城も掲載されてます/
店舗詳細
■マップ
| 【店舗名】喫茶 古城 |
| 【住所】東京都台東区東上野3丁目39−10 光和ビル B1F |
| 【アクセス】上野駅 浅草口から徒歩約5分 |
| 【電話】03-3832-5675 |
| 【営業時間】9:00-20:00 (ランチ 平日11:30-14:00) |
| 【定休日】日曜、祝日 |
| 【支払い方法】現金、電子マネー |
| 【タバコ】喫煙可 |
| 【公式情報】Instagram|X |
※店舗情報・価格などは執筆時点でのものです。あらかじめご了承くださいませ。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!







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