こんにちは。『ぽかぽか まわり道』のぺろみ (@pokapoka_peromi) です。
今回は、大森 平和島駅近くの旧東海道沿いにある『餅甚』さんへいってきました。
餅甚といえば、江戸時代から続く、あべ川餅が有名な老舗和菓子店。
時を超えて愛されるふわふわのあべ川餅、もう絶品です…!
・メニューや感想などをご紹介しています
・お店での体験を”ちいさな読みもの”にしています。情報とあわせてご覧ください
ちいさな読み物
私がもし、大昔に東海道を歩く旅人だったのなら、間違いなくここを砂漠の中のオアシスだと思ったに違いない。
こてっと濃厚な黒蜜、香ばしいきな粉にやさしく覆われた、ふわふわのお餅。
ああ、もう思い出しただけで、エネルギーをもらえる『餅甚』のあべ川餅よ!
京急本線の平和島駅から、旧東海道の美原通りを進む。一本お隣は国道である第一京浜が走っているが、ここ美原通りはどこか懐かしい面影を残し、道行く人を歓迎してくれている空気感が流れている。
大正時代、第一京浜の工事の際に旧東海道の拡張工事がされたが、美原通りは商店街だったので工事の対象から外れ、今も昔の名残を残した景観のままになっているそうな。
店舗のシャッターには歌川広重の浮世絵が描かれていたりと、歩いているだけで、なんだか旅人になった気分になる通りである。
歩くこと5分ほど。立派な店構えの和菓子屋が見えてくる。本日の目的地『餅甚』だ。
中に入ると明るい笑顔で迎えてくれる女将さん。
こちらまで自然とにこやかになる対応で、テキパキとあべ川餅を手渡してくれた。
「店内にイートインスペースはありません」と大きく書かれた貼り紙。英語でも表記がされている。
このあべ川餅を求めて、日本中からだけではなく、海の外から来店する客もいるのだろう。
なんだか、自分事ではないのに誇らしい気分になってしまう。
ふと、横の壁に目をやると、そこにはあの大谷翔平のサインが飾られていた。
どうやら大谷翔平のご両親が、餅甚の常連客なんだとか。
今まで大谷翔平と同じ1994年生まれということをずっと誇りにしながら生きてきたが、今度からは、ご両親と同じ店のあべ川餅を食べているぞ!ということをことある毎に自慢していこうと思った。
さて、帰ってからあべ川餅をいただく。
箱の中で綺麗に並べられた餅は、絹のようにシルキーで美しい。その食感は、まるで赤ちゃんのお尻のよう!驚くほどふわっふわなのだ!
この柔らかさを出すために、天候によって水の配分量を変えながら毎日お餅をつくらしい。
口に運ぶたびに、ふにゃふにゃの笑みがこぼれてしまう。
作り方は、創業当時のまま。江戸時代から変わらぬ味だ。
東海道を歩む旅人たちは、このあべ川餅を食べることをどれほど楽しみにしていたことだろう。
令和の今でさえ心が弾んでしまうのだ。その感動は想像もできない。
黒蜜でちょっぴりベタついた唇をぬぐいながら、過去の人々に想いを馳せた。
【餅甚】について
歴史ある『あべ川餅』が有名な老舗和菓子店

餅甚の創業は、享保元年(1715年)。
驚くことに、なんと江戸時代。
駿河(静岡)から出てきた、創業者である『甚三郎』がこの地で店を開いたことがはじまりとのこと。
当時は、夏の土用の時にだけ、東海道を歩く方への休憩にお茶と一緒にあべ川餅を出していたんだそう。
それが評判を呼び、だんだんと販売期間が延びて今のようなスタイルになったそうです。
餅甚のあべ川餅は、砂糖を一切使用せず餅米100%で作られています。
その日の天候や湿度に合わせ、水を調節してお餅をついているそうです。
ふわふわの柔らかさが特徴的で、このあべ川餅を求めて遠方から来店される方も多い逸品です。
静岡のあべ川餅といえば、きな粉とあんこと一緒にいただくものが一般的。
ですが餅甚のあべ川餅は、きな粉と黒蜜をかけていただく福井県と同じスタイルで提供されています。
福井県ではあべ川餅を「土用餅」と称して、夏の暑気払いと厄払いのために食べていたんだとか。
もしかしたら、それと関係があるのかもしれませんね。
アクセス(行き方)
■マップ
餅甚の最寄り駅は、京急線の「平和島駅」
羽田空港からも乗り換えなしで行ける駅です。(急行で15分ほど乗車)
平和島駅 東口を出て、旧東海道の美原通りへ向かいます。
駅から歩くことおよそ5分。瓦屋根が美しい立派な看板のお店が『餅甚』です。

あべ川餅をはじめとした和菓子が並ぶ店内。予約、取り置きも可能

名物のあべ川餅はサイズ違いで、5種類用意されています。
・18枚入り(2~3人前目安) 950円
・24枚入り(3~4人前目安) 1,200円
・30枚入り(5~6人前目安) 1,650円
・36枚入り(6~7人前目安) 2,000円
・50枚入り(8~10人前目安) 2,800円
餅甚のあべ川餅は、これを目当てに全国からお客さんが来店するほどの大人気商品。
売切れも非常に早く、お昼すぎに行くと買えないことが多いです。
必ずゲットしたい方は、お昼前に来店するか、予約・取り置きの電話をすることをおすすめします。
また、店内にはイートインスペースはありませんので、ご注意ください。

あべ川餅や季節の和菓子のほか、お赤飯やおこわなども並んでいます。
お赤飯は井戸水で炊き上げ、赤い色味も着色料は使用せずに豆由来の色です。

こちらは、今の看板を使用する前に使われていた看板とのこと。
味わいがあって素敵です。
その下に飾られている「人生と和菓子」というのもいい…!
生まれてから年老いるまで、そして天国へ旅立った後も、日本人の側には和菓子があるんですね。
もっと和菓子を愛して、そして和菓子の素晴らしさを、若い人たちにも伝えていきたいなぁ。と思いました。
店内にはあの大谷翔平のサインが…!
店内には、かの有名な大谷翔平選手のサインも。

なんで…!?と思う方も多いと思いますが、大谷翔平選手のご両親が餅甚の常連さんのようです。
あべ川餅とお赤飯を購入されていくんだとか。
このサインは、いま採用している時短用のサインの前に使っていた時のもの。今となってはレアサインのようです。
餅甚に行ったら、併せてチェックしたいですね!
ふわふわのあべ川餅は絶品!
さて、自宅に帰ってからあべ川餅をいただきました。

私が大田区に引っ越してきたころは700円程度で購入できたのですが、続く物価高の影響で大きく値上げしてしまいましたね。
餅甚のあべ川餅をたくさん食べるために頑張って稼ぐぞぉ…!

お餅の原材料は、餅米のみと非常にシンプルです。
黒蜜、きな粉にも添加物や保存料が全く使われていません。
保存は、お餅が固くなってしまうので常温が推奨とのこと。
2日~3日程度日持ちはするようですが、当日中にいただく方がお餅のやわらかさを堪能できるかと思います。


箱を開けると、綺麗に整列したお餅がお目見え。

ふんわり感が見た目からも伝わってきますね。
では、黒蜜ときな粉をたっぷりとかけていただきます。

お餅の大きさは500円玉ほどなので、一口でパクッといただけます。
そして驚くのは、そのやわらかさ…!
”モチモチ”というより”ふわふわ”と言った方がしっくりくる、そんなやわらかさです。
例えるならば、赤ちゃんのお尻!

軟らかさもさることながら、噛むとお米の甘味を感じる素朴なおいしさも最高なんです。
しっかりとコクのある黒蜜、香ばしいきな粉もまたおいしい。
多めに付けてくれるのが、嬉しいんですよね。
黒蜜ときな粉が余ってしまったら、バニラアイスにかけたり黒蜜きな粉ラテにするのがおすすめ、と店頭に書いてありました。
個人的にはヨーグルトに入れるのもおすすめですよ!
ぜひ一度は、このあべ川餅を堪能していただきたいです。
ご自身で食べるのも良いですが、贈答品としても喜ばれること間違いなしですよ!
おすすめポイントまとめ
・江戸時代から続く伝統的なあべ川餅
・手土産にもおすすめ
・保存料や添加物を使用していないので安心して口にできる
大森名物、餅甚のあべ川餅。
口にすると江戸時代から愛され続けている理由がよくわかります。
羽田空港からも乗り換えなしで行けるので、お近くにお越しの際にはぜひ足を運んでみてください。
店舗詳細
| 【店舗名】餅甚(もちじん) |
| 【住所】東京都大田区大森東1丁目4−3 |
| 【アクセス】京急本線 平和島駅から徒歩5分|大森町駅から徒歩9分 |
| 【電話】03-3761-6196 |
| 【営業時間】9:00-18:00(変動あり) |
| 【定休日】火曜 |
| 【支払い方法】現金のみ |
| 【駐車場】無 |
| 【イートインスペース】無 |
| 【公式情報】Instagram |
※店舗情報・価格などは執筆時点でのものです。あらかじめご了承くださいませ。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。
また次回の更新でお会いできると嬉しいです!
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